おらほのことば-1
(三種町+山本郡+能代市)

旧琴丘町は平成18年3月、合併で三種町(みたねちょう)になりました!

関東琴丘会の役員会やその後の懇親会などでは、ふるさとのことばがどんどん出てきます。それが縁となって実際に使っていた言葉を思い出しながらまとめてみました。ふるさとを離れて40数年経っても忘れられないことばの数々、結構あるものですね。秋田県北地方にはアイヌ系の言葉や津軽弁なども沢山混じっているのかも知れません。同じ町でも一山越えると言葉も微妙に違ってくるようですし、今では思い出せない言葉も沢山あり、また、言葉の意味の微妙な違いもあるかも知れません。間違いに気がついた方は正しい意味をお知らせ下さい。随時掲載していきます。
まだまだ、いろいろなことばが沢山あると思います。沢山教えて下さい。どんどん追加していきますので宜しくお願い致します。
数年前に
「おらほのことば」を冊子にまとめて、関東琴丘会総会、懇親会で配布しましたが、なかなかの評判でした。ほかのふるさと会からもぜひ欲しいという手紙やメールもいただきました。それぞれの方々の間で話題にされるのは大変光栄です。東京に長く住んでいると、ふるさとの言葉は「でろっと」忘れてしまってほとんど思い出せないとのこと。
「それでいいんだべ、もうしっかり東京人でしから(今はちゃんと東京の人になったんだから…)」
 でも、時にはふるさとのことを思い出して下さいね。             著作/関東琴丘会・役員会

2010.1.29 更新

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 わ・ん行

 あ行 ★付は訪問者、その他の方々からの投稿分です。

あ行 あこ   
あそこ                
あおたんぺ
青二才
あがりっぱ
縁側、玄関?
あがつく
甘えること
あぐらん
飽きてしまう、まいってしまう、のどにつかえる状態
  あとふぎ    
宴会の後の手伝いさん達の小宴
あどがに
後で
  あねちゃ
お娘さん=あねっこ
あんちゃ
お兄さん(おんちゃ=次男坊)
  あや(あやでば)
そうだ 
あやー
感嘆符、あまり状況が良くない時に使う
あぶる
火で物を焼くこと、火に手等をかざすこと
  あべ
行こう
あべわり
案配が悪い、気まずい
  あっぺ
逆、反対
あづばる
集まる
あがへる
歩かせる
  あぐで
悪態、あくたれ= 罵詈雑言
あぐ
いろりの灰のこと
  あぎね
商い、商売
  あげ
歩け(ぐどあげ=早く歩け)
あだまんべ
頭の具合、頭の調子
  あじめこ(あじ梅)
杏の実(あじめこぱっくり=エッチ系?)
  あば
お母さん(おど=おとうさん)
あます
邪魔者
あまひがわ
天瀬川(地名)ここでは今でも卵を食べないのですか?
  あめでる
食べ物が腐ってしまった状態
あめじした
怪我をした
あ(ん)でけれ
行ってくれ「あべ」の丁寧な言い方
あんび
大福もち
  いだわし(ね)
もったいない
いっぺ
沢山
いで! 痛い!(いでがった!=痛かった!)
いなべ
脱穀前の稲を入れておく部屋
いねが
いないか?(なぐわらしはいねが?=泣く子はいないか?)
いぐ 行くこと(どさ?、ゆさ=どこへ行くんですか? お風呂やさんへ)
  いぐど
行くよ
いぐな
行くな
いぐね
悪い
いがべ
いいだろう?
  いがね
行かない いがねでけれ=行かないで!
いぎな(っ)て
いい気になって
  いさじゃ(っこ)
アミ(八郎潟の魚)
いさごじゃ
砂子沢(いさござわ=地名)
  いぢじゃ
泉沢(いずみざわ=地名)
  いやってね(が)
いいじゃないの
いゃってね(が)
いいじゃないの
いぬし
後妻
うらめんこ
肌着などを裏表逆に着ること(今でも時々あるよ)
うるめんこ
めだか(やさしいネーミングですね)
  うるだぐ(な)
あわてる(な)、(うるだげ=急げ)
うるげる
ふやけること(うるがす=物を水につけること)
  うだでごと
こまったこと
うまへぐなれ
弱虫とか、病弱になった状態(うましょぐなれ)
うめ
おいしい(梅=うめっこ)
  えがった
よかった
えだが
居ますか?
えね 居ない
えっぺ
いっぱい(=いっぺ)
えべしゃ
いいだろう!!
えさど
留守番
えど
いいよ(たいしたえごど=とってもいいことだ)
  えぐね
良くない
  かぬけ
おいしくない、賞味期限切れ?
  えずめっこ
赤ちゃんを入れる藁製のゆりかご
ふりこいで
いいかっこして(軽蔑語)
おいねの
うちの(場合は…)
  おぎにおぎに
ありがと、ありがと。おおきに(京都弁)のなまり?
おぎっこ
木を燃やした後の残り火(炭みたいに堅くない)
  おがる
大きくなる、伸びる、育つ、成長する
おがしけ(ん)
変てこな、おかしな
おかね
怖い(お金のことは=じぇんこ=銭こ?)
おだえる
折れる
おどげでね
並じゃない、ただごとじゃない
おどでな
一昨日
おづけ(っこ)
みそ汁
(ん)つける
押し付ける
おちへ
音のしないおなら(臭いんだって!)
おっち
耳の聞こえない人
  おっちゅ
しまった!失敗した!(今でもこれを連発する同窓生がいます)
おじゃへね
(=おじゃさえね)手に負えない(余す)、動きが取れない
おめがた
あなた達よ(皆さんよ)
おもやみだ
気がかり、気が重い、憂鬱
おらがた
俺達
  おへふり
知ったかぶり
  おばごたがれ
度のすぎたおしゃれ(軽蔑的なことば)
  おべたぶり
知ったかぶり
おべでる
知ってる
おぼで(な)
重い(なあ)=おぼでごど
  おんちゃ
次男坊
  おど
お父さん
   (ん)どこ
祠(ほこら)
  おがわ
おまる
  おやぐ
親戚(たどっていけば町中ほとんど「おやぐ関係?」)
おやぐまぎ
親戚縁者
  おやげ
庄屋さん
  おらほ(の)
俺たち(の)、我々(の)